サマースプリントシリーズ第3戦のアイビスサマーダッシュの追い切りが28日、栗東トレセンで行われ、千直4戦2勝2着2回のネロが坂路で4ハロン50秒5と好時計をマークした。文句ない動きでサンケイスポーツ調教評価でも『S』を獲得。重賞初制覇に陣営も手応えをつかんでいる。
躍動する姿からデキの良さが伝わってきた。ネロが坂路を快走。重賞初制覇に向けて、万全の態勢をアピールした。
「やれば動く馬で(速い時計の想定で)この馬のペースです。これだけやれるのは、しっかり乗り込んでいるからこそ。ここまでの調整過程に悔いはないですよ。暑さも大丈夫」
清永助手が確かな口調で言い切った。軽快な脚取りでゴールを目指す。鞍上の手綱は最後まで動かなかったが、しっかりと急勾配を駆け上がってきた。時計は4ハロン50秒5、ラスト1ハロン12秒1。調教駆けする馬ではあるが、単走だったことを考えれば動き、タイムともに文句なしだ。
昨年8月の同舞台・稲妻S(1600万下)快勝を浮上のきっかけとして、11、12月のオープン特別連勝につなげた。「千直で勝ち癖がついたんでね。力の抜きどころ、入れどころが分かってきた」と清永助手が自信の表情を見せる。小細工の必要ない直線だけの競馬なら、あり余る速力を存分に使い切れる。
手綱をとる内田騎手も「前回の勝った馬(韋駄天Sプリンセスムーン)は強いけど、ネロのいいところを引き出せれば。1回使って上積みはあると思う」と力を込める。
昨年の勝ち馬ベルカントを含め、強敵が集まるが「相手どうこうよりも自分の力を出すだけ」と清永助手。「条件はベストなので、あまり馬場が悪くなってほしくない。外枠ならいうことない」と結んだ。
千直は4戦2勝2着2回と去年から待ちに待った得意のステージ。狙いすました一戦で重賞初制覇を決める。 (宇恵英志)
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