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ストレイトガール動き上々、余力68秒7

 阪神メーンのサマースプリントシリーズ最終戦「第29回セントウルS」の追い切りも行われ、5月のヴィクトリアマイルの覇者・ストレイトガールが、栗東で上々の動きを見せた。

 春のヴィクトリアマイルを制したストレイトガールが、G1馬として迎える初の実戦。大目標は次のスプリンターズS、そしてラストランとなる香港スプリントだけに、藤原英師は慎重に言葉を選んだ。「ここで全力というよりは、先を見据えた仕上げだし、そういった(次につながる)内容であればいいと思う。速い馬がいるし、それに付いて行く感じで、最後まで離されずに行ってほしい。6Fに戻ることは心配ないし、速いレースになっても対応はできる」。そこにはあくまで始動戦だが、恥ずかしい競馬はできないという思いがにじんでいた。

 最終追いはCWコースの予定だったが、前日からの雨による馬場状態悪化を考慮して芝コースへ。1週前にびっしり追われているとあって、この日は軽め。5Fからスタートして、ゆっくりとしたラップを刻む。直線に向いても軽く促された程度で、手応えは余裕たっぷり。5F68秒7〜11秒8でゴールを通過した。

 躍動感、そして脚さばきの切れはヴィクトリアマイル時に及ばないが、田中博助手は「いい感じだった。セントウルSからスプリンターズSは中2週だし、ここでお釣りを残してというつもりはない。中途半端に仕上げて反動が出る方が怖いから」と及第点の評価を与えた。同じく久々だった高松宮記念は速い時計が7本。それに対して今回はこの日を含めても6本。「確かにいつもの休み明けより1本足りないかなというぐらいだけど、仕上がりとしてはちょうどいい」と前向きな言葉を続けた。

 本質的に休み明けは苦にしないタイプ。これまで3カ月以上間隔が空いたときは【2・2・0・1】の連対率8割。雨に泣いた今年の高松宮記念を除けば、確実に勝ち負けに加わっている。仮に八分の仕上がりでも大きく評価を落とす必要はない。メンバー中唯一のG1馬として、その金看板にふさわしいレースを披露する。


開幕週の馬場で、
ストレイトガールが向かないわけがないはずがない

休み明けも絶好調でしかも唯一のG1馬
軽くクリアーしてもらいましょう



本命
ストレイトガール






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