メートルダールは葉牡丹賞で鋭い末脚を披露。広い東京コースは歓迎だ（写真：サンケイスポーツ）

　メートルダールは、「競馬が上手じゃないし、まだ子ども子どもしている」（戸田調教師）現状で京成杯３着。スタートで後手を踏み、直線でもフワフワしつつ外から突っ込んできた様は、逆に能力の高さを際立たせた形だ。それでいて同じ勝負服の勝ち馬プロフェットとはわずか０秒２差なら、まだまだ追いかけるべき素材だろう。

　何といっても今回の買い材料は東京替わり。トレーナーもその点に魅力を感じており、「今回も行けないとは思うが、未勝利勝ちのときは中団につけられた。とにかく伸び伸び走れる東京のほうがいい」と話す。２走前・葉牡丹賞の４角１５番手からの大外一気がかなりの鮮烈さだっただけに、未完成の身でも、広々とした府中なら楽しめそうだ。（夕刊フジ）