日経新春杯予想|2017年|この馬、最大限注目

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 「日経新春杯・G2」(15日、京都)

 有馬記念のサトノダイヤモンドに続き、エアスピネルの京都金杯Vで“最強世代”を猛アピールした明け4歳勢。伝統のハンデG2にもイキのいい面々が顔をそろえたが、なかでもグレイスフルSを快勝したカフジプリンスは、昨年全国リーディングを獲得した矢作厩舎の期待馬。ここで重賞タイトルを手に入れ、飛躍の一年にしたいところだ。

 前走のグレイスフルSは「菊花賞の後、ひと息入れたことで調教が足りなかった」と甲斐助手。その分、追ってからの反応が鈍かったが、最後は「地力で何とかしてくれた」。3走前の神戸新聞杯では、世代トップクラスを相手に4着。準オープンで負けるわけにはいかなかった。

 ひと叩きして出来は型通りに良化。相手は一気に強化されるが、仕上げ人は「背腰がしっかりしてきたので、今は坂路に入れてもへこたれない。まだまだ課題は多いが、楽しみの方が大きい」と目を輝かす。奥手の血が騒ぐのはこれから。いよいよ快進撃が始まる。

カフジプリンス豊富なスタミナを武器に、矢作師「上積みある」

◆第64回日経新春杯・G2(15日・芝2400メートル、京都競馬場)

 第64回日経新春杯・G2は15日、京都競馬場で行われる。過去4年連続で4歳馬が制している伝統のハンデ戦に、今年も4歳馬5頭が登録してきた。逸材ぞろいの4歳馬の上位独占までありそうなムードだ。

 カフジプリンスはグレイトフルSを勝ってオープン入り。3コーナーから追い通しだったが、ゴール前で差し切った。「あそこまでズブいと思っていなかったが、状態が七分だったというのもあったかな。上積みはあるんじゃないかな」と矢作調教師は2か月ぶりを叩いた効果を見込む。

 芝の長丁場で4勝を挙げるようにスタミナ豊富。「スローの瞬発力勝負では厳しく、勝負どころで自ら動く形がいい。能力的には見劣らない」と矢作師。重賞は過去2戦で〈4〉〈8〉着だが、上位争いに食い込むか。

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