サマースプリントシリーズ第5戦、キーンランドカップ(28日、札幌、GIII、芝1200メートル)に出走するシュウジの追い切りが23日、函館競馬場で行われた。24日に札幌競馬場への移動を義務づけられており、負担を減らすために異例の火曜追い。それでもWコースでの併せ馬でパワフルな走りを見せて僚馬に5馬身半先着。調教評価で最高の『S』を獲得した。
鹿毛の馬体をぬらす小雨も、力を要する不良馬場も、ものともしなかった。函館スプリントSで2着だったシュウジが、活気あふれる走りで絶好調をアピールだ。
「この馬場でこの時計(ラスト1ハロン12秒1)はすごいよな。今回はメイチに仕上げて、勝ちにいく調整をしている。いい追い切りができた」
動きを見届けた須貝調教師は、満面の笑みで好仕上がりを伝えた。
現在、函館競馬場に滞在し、今週末と来週の札幌競馬に出走する馬は24日、函館から札幌に移動しなければならないルールがある。追い切り直後の長距離輸送を避けるため、全休日明けの火曜追いを敢行した。
心配された台風9号の大きな影響はなく、アドマイヤゴッド(1000万下)を2馬身追ってスタート。3コーナーで内から馬体を併せ、4コーナーでは前に出た。直線ではムチ2発に呼応して加速し、ラスト1ハロンを12秒1でフィニッシュ。パートナーを5馬身半突き放した。
調整役の北村助手は「すごい手応えだったけど、力まず我慢がきいていて、直線も真っすぐ走れている。すごくいい状態」と証言した。
2歳時の昨年、3連勝で小倉2歳Sを制した実力馬。2月いっぱいで引退した橋口弘次郎厩舎から転厩後は、ファルコンS、NHKマイルCでともに12着と低迷したが、前走の函館SSでハナ差2着。久しぶりの6ハロン戦で短距離適性の高さを示した。
須貝調教師は「転厩後は人も馬も戸惑っていたけど、今はうちのやり方に合ってきた。また違ったシュウジを見せられると思うよ」と結んだ。
スプリンター路線を歩む覚悟を決めたシュウジが、北の大地で2つ目のタイトルを獲ってみせる。(川端亮平)
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