競馬重賞徹底予想

毎週開催される、競馬重賞についてのいろいろな角度から分析をしたいと思います。徹底的に重賞を分析していますので…皆様大注目です。

    2017年01月

    シルクロードS予想|2017年|逃げ切りを狙う

    情熱競馬・・・・で狙う

     G1高松宮記念の重要ステップG3「第22回シルクロードS」の木曜追いで、京阪杯の覇者ネロが浜中を背に栗東坂路4F48秒5の1番時計をマーク。稽古駆けするタイプとはいえ、超抜のスピードと迫力満点の動きを見せ、重賞連勝へ万全の態勢を整えた。

     “坂路番長”ネロに真冬の寒さなど関係ない。氷点下2度まで冷え込んだ木曜朝一番の坂路で浜中を背に、4F48秒5の堂々1番時計をマーク。テンからスピードに乗ると、600メートル地点から1F11秒7→11秒9とハイラップを刻む。ラストも1F12秒5でまとめ、併せたウリボー(障害未勝利)に1馬身先着。自己ベスト(48秒2)には及ばなかったが、明け6歳になっても、非凡な脚力は全く衰え知らず。浜中も“その速さ”に驚きを隠せない。

     「速いなとは思っていた。全体的に速いペースを維持。キャンターに下ろした時からグッと行く気になっていた。馬が分かっているんでしょうね。休み明けどうこうは感じない」

     前走の京阪杯で悲願の重賞制覇。内枠から先手を奪うと、道悪(重)馬場も苦にせず4馬身差の圧勝だった。その後は放牧に出しリフレッシュ。清永助手は「当初はオーシャンS(3月)で始動予定も、牧場から馬体をふっくらつくってくれたからね。緩め過ぎず、コンスタントに使っていった方がいいタイプなので」と順調さをアピールする。

     2歳の早い時期から活躍してきたが、この1年で急成長。同助手は「2歳の頃のゴール前の写真と前走の写真を見比べても別馬ですね。首差しがたくましくなり、見た目にも短距離馬になってきた」と目を細める。1年前のシルクロードSは9着に敗れたが「昨年は太め残り。馬体重は当時と一緒でも、中身が違うから」とリベンジを誓う。

     15年オパールS(4着)以来3度目のコンビを組む浜中は、昨年のダンスディレクターに続く当レース連覇が懸かる。「元々オープンで走れると思っていた馬だし、徐々に力を付けてきた感じ。道悪でも、良馬場でもいいタイプ」と不安はない様子。調教で味わった非凡なスピードを生かし、レースでも先頭で駆け抜ける。

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    根岸S予想|2017年|予想結論

    今週もここを注目しています。情熱競馬


    ◆ダービージョッキー 大西直宏が読む「3連単のヒモ穴」

     年が明けて、早くも1月の最終週。今週から、関東では東京開催がスタートします。東京開催が始まると、本格的な競馬シーズンの到来が「いよいよだな」という雰囲気になってきますね。

    【写真】美人騎手の願いごと

     東京は、世界に誇る日本一の競馬場。2000mを超える周回距離は、もちろん日本一です。コーナーが緩くて大周り、コース幅もかなり広いです。騎乗している側から見ても、広々と感じて、包まれる心配やプレッシャーも少なく、じっくりとレースに臨むことができます。

     また、立地のよさもあるのでしょうが、本当にたくさんのファンが競馬場に訪れて、歓声の大きさは相当なものです。競馬場はそれだけ多くのファンが来場できる広さもあって、段階的に改修されてきたスタンドの豪華さには目を見張るものがありますね。

     そんな”花形”とも言える競馬場での開催となり、出走する馬のレベルも自然と高くなります。

     というのも、有利、不利の少ない広いコースゆえ、厩舎サイドとしても安心して期待馬などを出走させることができるからでしょう。要するに、星勘定ができる馬を使ってくるわけです。

     また、キャリアの浅い若駒などは、いきなりゴチャついた競馬をすると、それがトラウマになって変なクセがついてしまうことがあります。そうしたことを避けるためにも、無理に小回りコースでは使わず、この東京開催まで待つことがよくありますね。クラシックを意識しているような素質馬は、特にそういう傾向にあると思います。

     こうした視点で競馬を見るのも面白いと思いますよ。意外と、競馬の本質的なところ(レースに使う関係者の意図をくむ)がありますからね。

     さて、今回の東京開催最終週には、今年最初のGIフェブラリーS(2月19日/ダート1600m)が行なわれます。今年は、昨年の優勝馬モーニンと2着馬ノンコノユメ、さらに一昨年、3年前の勝ち馬コパノリッキーらは、前哨戦を使わずに本番へ直行で向かうようです。また、ダート転向後、6連勝を飾ってチャンピオンズCでも2着に入ったアウォーディー、年末の東京大賞典(12月29日/大井・ダート2000m)を制したアポロケンタッキーなどは、距離適性を考えてフェブラリーSには参戦しないみたいですね。

     そうなると、現在のダート界のトップホースたちは、今週行なわれる前哨戦、根岸S(1月29日/東京・ダート1400m)には登場しないことになります。とはいえ、昨年は根岸Sを制したモーニンがフェブラリーSも制覇。本番を見据えるうえでは、注視すべき一戦であることは間違いありません。

     まず注目は、出走メンバーの中では実績ナンバー1と言える、ベストウォーリア(牡7歳)でしょう。地方交流戦のGI南部杯2勝を含めて重賞5勝。フェブラリーSでも、昨年4着、一昨年も3着と惜しい競馬を見せています。

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    根岸S予想|2017年|ベストマッチョに注目しています!!

    ここの予想を見ればオトクな…勝馬伝説

     通算5戦4勝・2着1回、7Fは3戦全勝のベストマッチョが、重賞に挑む。美浦Wコースでアッラサルーテを相手に直線でいったんは抜け出したが、最後は盛り返されて併入した。それでも3歳時に比べタイムは格段に詰まっており、体質強化をうかがわせる。

     「時計は予定より少し速くなったけど、重賞ならこれくらいやったほうがいい。休み明けという感じはしないし、動きも力強くなった」と、手塚調教師は成長をアピールした。「1400メートルではまだ負けていない。勝たなきゃ行けないからね」と、フェブラリーS出走へ必勝態勢だ。(夕刊フジ)

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    シルクロードS予想|2017年ネロに注目しています!!

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     ネロが京阪杯に続く重賞連勝を狙う。これを昨年の覇者ダンスディレクターや、スプリンターズSで好走したソルヴェイグなどが阻むことができるか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

    ■1/29(日) シルクロードS(4歳上・GIII・京都芝1200m)

     ネロ(牡6、栗東・森秀行厩舎)は昨年のアイビスサマーDとセントウルSで2着に入り、GI・スプリンターズSでも0.1秒差の6着と健闘。続く京阪杯で待望の重賞初制覇を果たした。ヨハネスブルグ産駒は早くから活躍する馬が多いが、本馬は今がまさに充実期。4馬身差で圧勝した京阪杯のように、ここでもスピードの違いを見せてほしいところだ。

     ダンスディレクター(牡7、栗東・笹田和秀厩舎)は昨年の本レース覇者。その後は脚部不安のために休養を余儀なくされたが、秋に復帰して3戦目のスワンSで4着、前走の阪神Cでも0.1秒差の4着と復調気配を見せている。ここで完全復活なるか。

     その他、スプリンターズSでタイム差なしの3着に入ったソルヴェイグ(牝4、栗東・鮫島一歩厩舎)、重賞2勝の実績があるブランボヌール(牝4、栗東・中竹和也厩舎)、京都で連勝中のセイウンコウセイ(牡4、美浦・上原博之厩舎)、コース相性良いセカンドテーブル(牡5、栗東・崎山博樹厩舎)なども上位争いの圏内。発走は15時35分。

     
    ネロ関連ニュース
     

     29日京都ではシルクロードS(G3、芝1200メートル)が行われる。

     昨年の京阪杯を2着馬に4馬身差で圧勝し、重賞初制覇を果たしたネロ(牡6、森)が好調を維持している。

     19日の1週前追いでは坂路4ハロン49秒3−13秒4の1番時計をマーク。「動きは休養前と変わらずいい。力を出せる状態」と日高助手はいう。さらに22日にも53秒0−12秒4を出しており、態勢は整っている。6歳初戦の走りが楽しみだ。

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    東海S予想|2017年|まあこの3頭かな。


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     ダートに転じて3戦3連対の新星ピオネロは、黒のシャドーロールを着用してCWコースに登場。ゆったりスタートすると、直線はびっしり追われ右ステッキ1発で気合を注入した。見守った松永幹師は「シャドーロールを着けてみたけど動き自体は良かったね」と満足げに切り出した。

     昨夏にダート転向すると、あっさり2連勝。前走のシリウスSは2着に敗れたが、暮れの東京大賞典を制したアポロケンタッキー(3着)には競り勝った。指揮官は「よく頑張っていた。左回りの方が実績があるし中京も勝っているから」と舞台替わりを歓迎。前走後に飛節を痛めたため休養に入ったが帰厩後は入念に乗り込まれており、その影響は全く感じさせない。

     厩舎の先輩アウォーディーはダートに転向して素質が開花。その偉大な背中を追う。「ここでいい競馬をしてフェブラリーSに向かいたい」と指揮官。タイトルを手にして堂々と大舞台に殴り込む構えだ。

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    アメリカJCC予想|2017年|ここ本命

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     アメリカJCC(GII・芝2200m)に美浦から出走予定の注目馬について、管理する各調教師のコメント。

    ■ゼーヴィント(牡4・美浦・木村哲也)について、木村調教師。
    「昨年秋は相手関係を考え菊花賞ではなく、実績のあるコースで行われる福島記念(GIII・2着)に向かいました。勝ち馬が逃げ切る展開で、力負けではないと思います。気持の面でも難しい面があって、中間の調教を満足に攻められない部分があったのですが、能力の高さでそこを補ってくれました。いずれGIを狙えるくらいの能力があると思っていますし、もう一段上のレベルに持っていきたいです。そのためにもしっかりと脚をためて走らせて、終いしっかり脚を使えるようにすることをテーマに調整してきました。

     毎週末に坂路でしっかりと時計を出してきましたし、放牧先から帰厩後の乗り込みは順調です。今週(1/18)は3頭併せの真ん中に入れての追い切りでした。レースでは大丈夫なのですが、調教では左に少しモタれる面を見せるので、外側に壁を作って真っすぐ走らせるのが狙いです。その狙いはクリアできたと思います。何とか今年は大きな舞台で走らせたいですし、そこに向けて良いスタートを切りたいです」

    ■タンタアレグリア(牡5・美浦・国枝栄)について、国枝調教師。
    「前走の春の天皇賞(GI・4着)は、善戦してくれましたし、成長を感じました。放牧先で体調が整わず間はあきましたが、今は問題ないですし、順調に来ています。これまで長い距離を使ってきましたが、今回は距離が短くなって、中山も乗り方に注文がつきます。ただジョッキーがわかっていると思いますし、うまく乗ってくれるでしょう。心身ともにひと回り大きくなってしっかりしてきて、体付きも古馬らしくなってきました。春シーズンの目標は天皇賞(春)ですし、先につながる競馬をしたいですね」

    ■クラリティスカイ(牡5・美浦・斎藤誠)について、斎藤調教師。
    「前走の中山金杯(GIII・2着)後も順調で、好調を維持しています。競馬が上手な馬で、最近は安定していますね。前走を見ても2000mがだいぶ板についてきましたね。更に距離が延びても、この感じなら問題ないでしょう。あとはうまく流れに乗ってレースを運べればと思います」

    ■ナスノセイカン(牡5・美浦・矢野英一)について、矢野調教師。
    「いつも半マイルからやっていますが、今週(1/18)は5ハロンから追い切りました。思った以上に前半から速くなって、終いは少しフワッとしてややモタついた感がありましたが、アクセルを入れる調教をしていい感じに負荷がかかったと思います。お母さんのナスノフィオナは助手時代に調教をつけていて、思い入れのある血統です。

     ナスノセイカンには、3週前に自分が乗りました。この時が1000万クラスの時以来の騎乗でしたが、トモがしっかりしてきました。以前はすぐに気合いが入りませんでしたが、今回は1回の合図でズバッと伸びました。すごく良くなっています。直線が長い方が良いので、これまでは左回りコースで好走してきました。今回は右回りの中山になりますが、外差しが決まる流れになればと思います」

    ■ルミナスウォリアー(牡6・美浦・和田正一郎)について、和田調教師。
    「前走(ディセンバーS・OP・2着)は3、4コーナーあたりから上がっていって、終いも良い脚を使って頑張ってくれました。惜しい競馬でしたが、馬もしっかりしてきましたし、自分の競馬ができればオープンでも通用すると思っていました。前走後はノーザンファーム天栄に放牧に出て、帰厩後も予定通り順調です。今週(1/18)は前に馬を置いてしっかり走らせ、最後は併せる形で追い切りました。手応え良くスムーズに加速して前向きに走っていましたし、活気があって体にも張りがあって状態は良いですね。中山の2200mも競馬をしやすいでしょう」

    ■ミライヘノツバサ(牡4・美浦・伊藤大士)について、伊藤調教師。
    「前走(迎春S・1600万下)は減っていた体も戻り、終いは良い脚を使って勝ってくれました。休み明けで1600万下をいきなり勝ったように、能力は高いですね。中1週での競馬になりますが、馬にも硬さが見られませんし、追い切りの動きも良かったです。今回は重賞になりますが、これまでも強い相手と走りながら力をつけてきましたし、どこまでやれるか楽しみですね」

    ■クリールカイザー(牡8・美浦・相沢郁)について、相沢調教師。
    「東京の前走(アルゼンチン共和国杯・GII・7着)は、少しペースが遅かったこともあり、早めに捕まってしまいました。前走後は短期放牧を挟んで、戻ってきてからはここを目標に調整しました。先週もしっかりやりましたが、今週もしっかりとやって時計も良かったです。先週はまだ少し重かったですが、今週は動きが良かったですね。中山の2200mはこの馬にはベストの条件ですし、叩き台ではなく、ここを目標に調整してきました。他馬に早めに来られてしまうと厳しいですが、この馬の競馬ができればやれると思います」

    ■ホッコーブレーヴ(牡9・美浦・松永康利)について、松永調教師。
    「暮れに使う予定で昨年秋に入厩しましたが、馬が硬くなっていましたので、再放牧で再度調整しました。今度は牧場での調整もうまくいって、ここまで順調に来ています。年齢的なこともあってコースでビッシリ追うと疲れが残るので、最近は坂路で追い切っていますが、能力を発揮できる状態までは来ています。前走の札幌日経OP(7着)は、小回りでも最後は追い上げてきていますし、走れる状態にさえなればあの脚は使えると思います。中山も問題ないですし、あとは大野騎手にお任せします」

    (取材・写真:佐々木祥恵)

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    日経新春杯予想(2017年)|格上感が半端ない


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     連覇を狙うレーヴミストラルは、昨春の天皇賞以来の復帰戦だ。

     栗東坂路で1本目4F73秒1のあと、2本目はアウステルリッツと併せた。道中は歩調を合わせるように進んだが、ラスト1Fで追い出されると脚勢の差は歴然。抜群の切れを見せてあっさり1馬身先着し、太め感はなく活気も十分だった。

     「天皇賞のあと疲労感が出たので、じっくりと休ませた。帰厩後の乗り込み量は十分。しっかり仕上がっている」と高野調教師。

     昨年はしんがり追走から3F33秒1の末脚で豪快な差し切りV。「トモがパンとしていなかったので、あの形(最後方)でしか走れなかったんだと思う。リフレッシュしてパンとしたし、この母系はなかなか使い込めないが、そのなかではしっかりしていると思う。(デムーロ)ジョッキーには固定観念を持たずに乗ってもらいたい」と好発進を期待していた。(夕刊フジ)

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     第57回京成杯・G3(15日、中山・芝2000メートル)でコマノインパルスが重賞初制覇に挑む。同馬を管理する菊川正達調教師(54)=美浦=に意気込みなどを聞いた。

     ―コマノインパルスは昨年10月にデビュー勝ちし、続く葉牡丹賞はレイデオロに0秒2差の2着。大外枠で終始外を回る不利がありましたが、3着には3馬身半差をつけました。

     「前走は相手が悪かったね。完全に勝っていたレースだった。でもキャリア2戦で結果を出し、センスの良さを感じる」

     ―この馬のセールスポイントはどこですか。

     「操縦性の良さ。コントロールをしやすいので、どんな競馬でもできる」

     ―デビュー2戦はともに芝2000メートルを使いました。

     「距離は長いところの馬だと思っているので、新馬を勝った後も2000メートル以上にこだわりたかった」

     ―前走の馬体重は10キロ増の464キロ。成長はいかがですか。

     「男馬にしては線の細さがあって牝馬みたいだけど、レース後はカイバを食べるし、調教も積めている。実になって体が増えてきた。期待通りに成長している」

    (聞き手・石野 静香)

    【京成杯予想(2017年)|予想結論|血統から判断するならこれか】の続きを読む

    日経新春杯予想|2017年|この馬、最大限注目

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     「日経新春杯・G2」(15日、京都)

     有馬記念のサトノダイヤモンドに続き、エアスピネルの京都金杯Vで“最強世代”を猛アピールした明け4歳勢。伝統のハンデG2にもイキのいい面々が顔をそろえたが、なかでもグレイスフルSを快勝したカフジプリンスは、昨年全国リーディングを獲得した矢作厩舎の期待馬。ここで重賞タイトルを手に入れ、飛躍の一年にしたいところだ。

     前走のグレイスフルSは「菊花賞の後、ひと息入れたことで調教が足りなかった」と甲斐助手。その分、追ってからの反応が鈍かったが、最後は「地力で何とかしてくれた」。3走前の神戸新聞杯では、世代トップクラスを相手に4着。準オープンで負けるわけにはいかなかった。

     ひと叩きして出来は型通りに良化。相手は一気に強化されるが、仕上げ人は「背腰がしっかりしてきたので、今は坂路に入れてもへこたれない。まだまだ課題は多いが、楽しみの方が大きい」と目を輝かす。奥手の血が騒ぐのはこれから。いよいよ快進撃が始まる。

    カフジプリンス豊富なスタミナを武器に、矢作師「上積みある」

    ◆第64回日経新春杯・G2(15日・芝2400メートル、京都競馬場)

     第64回日経新春杯・G2は15日、京都競馬場で行われる。過去4年連続で4歳馬が制している伝統のハンデ戦に、今年も4歳馬5頭が登録してきた。逸材ぞろいの4歳馬の上位独占までありそうなムードだ。

     カフジプリンスはグレイトフルSを勝ってオープン入り。3コーナーから追い通しだったが、ゴール前で差し切った。「あそこまでズブいと思っていなかったが、状態が七分だったというのもあったかな。上積みはあるんじゃないかな」と矢作調教師は2か月ぶりを叩いた効果を見込む。

     芝の長丁場で4勝を挙げるようにスタミナ豊富。「スローの瞬発力勝負では厳しく、勝負どころで自ら動く形がいい。能力的には見劣らない」と矢作師。重賞は過去2戦で〈4〉〈8〉着だが、上位争いに食い込むか。

    【日経新春杯予想|2017年|この馬、最大限注目】の続きを読む

    京成杯予想|2017年|この厩舎に注目


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     2週連続重賞制覇だ。フェアリーSで開業4年目での重賞初制覇を飾った奥村武師(40)が、今週の京成杯(G3、芝2000メートル、15日=中山)にも有力馬イブキ(牡3)を出走させる。昨夏の新潟2歳S(3着)以来となるが、仕上がりは上々。今週も新鋭厩舎の勢いに乗る手だ。

     この勢いには逆らえない。奥村武厩舎が、イブキで2週連続重賞Vを狙う。

     先週はフェアリーS(ライジングリーズン)で重賞初制覇。寒竹賞ではホウオウパフュームが大外一気でオークスの有力候補に名乗りを上げ、新馬戦もヴォルタが楽勝した。開幕3日間で7戦3勝3着1回は堂々のリーディング。師は「暮れが良くなかったからね。その分でしょう」と謙遜したが、明け3歳が結果を出しているのは大きい。

     イブキは骨膜の影響で新潟2歳S(3着)以来、4カ月ぶりの出走になる。ただ、既に脚もとの不安はなく、先月中旬から美浦ウッドで意欲的に併せ馬を消化してきた。4日には古馬1000万を追いかけ半馬身先着。時計も5ハロン67秒0−12秒4と上々で、今週のひと追いで仕上がりそう。師も「10キロぐらい大きくなっている。成長しているよ」と目を細める。

     その前走は、好位から直線で早めに先頭に立つ正攻法の競馬。外回りの長い直線で最後は切れ負けしたが、地力は十分に見せた。

     「切れ味勝負は向かない。(新馬戦で乗った)ミルコが『距離を延ばしていいタイプ』と話していた」。今回の舞台替わりは大歓迎だ。

     フェアリーSの後、師は「重賞初勝利は来週かと思っていた」と話していた。「来週」とは、もちろんこのイブキ。先週を上回る自信を胸に、2週連続重賞Vに挑戦する。【栗田文人】

     ◆奥村武(おくむら・たけし)1976年(昭51)7月10日、東京都生まれ。芝浦工大を卒業し、北海道の牧場へ。01年、競馬学校へ入学。03年から調教助手として10年以上働いた国枝厩舎では、多くの経験を積んだ。14年3月に開業。助手時代から英愛仏やオーストラリア、香港へ足を運んだ。JRA通算43勝(成績は9日現在)。

     
     
    【京成杯予想|2017年|この厩舎に注目と1番人気の信頼度】の続きを読む

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