天皇賞予想|牝馬の天皇賞秋って

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「紅一点」パンドラの箱が開く時(1)池添5年ぶり牝馬Vへ手応え

◆第152回天皇賞(秋)・G1(11月1日、芝2000メートル、東京競馬場)

 第152回天皇賞・秋(11月1日、東京)に牝馬のショウナンパンドラが挑む。牡馬相手の前哨戦、オールカマーを強烈な末脚で差し切り、成長を見せつけた昨年の秋華賞馬。春秋を含めて史上16頭目、秋が2000メートルになって以降、5頭目となる牝馬Vの可能性はあるか。「紅一点 パンドラの箱が開く時」と題し、4回にわたって連載する。1回目は主戦・池添謙一騎手(36)=栗東・フリー=に手応えなどを聞いた。【聞き手・和田 伊久磨】

 ―いよいよショウナンパンドラで挑む天皇賞。いまの心境は。

 「楽しみ。そのひと言です。G1を前にワクワクできるのは、やっぱりいいですよね」

 ―それほどオールカマーは強かった。

 「休み明けで少しテンションは高かったですが、競馬にいけば折り合ってくれましたし、手応えは抜群。道中はうまく外に出すことだけを考えてましたが、直線のはじけ方は半端じゃなかったです。特にうながした瞬間の反応はイメージ以上の鋭さ。その時点ですね。次(天皇賞)を大きく意識したのは」

 ―21日の1週前追い切りは栗東の坂路で54秒2―12秒1。感触は?

 「(思わず笑顔になって)いやあ、いいですね。本当にいい。キャンターで上がった坂路の1本目から体調アップを感じる動き。相手についていく感じで最後をしっかり追うメニューだった2本目はさらにいい。速い時計を出す感じではなかったんですが、最後は申し分のない反応。追ってフラフラしませんし、確かな上積みを感じます。さらなる相手強化に向けてランクアップがないと厳しいでしょうし、それを確認できた。これはうれしい」

 ―スイープトウショウ、カレンチャンなど、これまで数多くの名牝とコンビを組んできた。

 「同じ可能性を感じるレベルですよ、パンドラは。切れ味はスイープに乗っていた時に感じたほどゾクッとガツンと―。牡馬相手でも一歩も引かないという度胸というか、ハートの熱さというか…。精神面の強さも共通してますね。3歳時より落ち着きが出ているとのことですし、このまま無事にレースを迎えることができれば。僕が望むのはそれだけです」

 ―同馬を含め管理している高野調教師からの騎乗依頼は多い。

 「感謝しています。高野先生は非常に真面目な方ですし、管理馬に全力投球されるという感じ。それぞれの馬に合う条件や環境をいつも探し、気にしている。そんな先生です。調教では細部にわたって指示されますが、レースでは何も言われません。ええ、任せたって感じです。ジョッキーなら誰でもそうだと思いますが、信頼されてるって感じられる瞬間。燃えないわけがないですよね」

 ―東京の2000メートルで戦う、相手強化となる秋の最高峰。最後に抱負を聞かせてほしい。

 「真骨頂は瞬発力ですからね。中山より東京の方が断然いいタイプです。直線で狭くなるロスがあった宝塚記念でも接戦の3着に来ているように、G1牡馬相手でも臆することはありません。枠順やゲートの出などいろんなことがありますが、非常に楽しみなアタックだということだけは間違いありません」

 ◆池添と牝馬 JRAのG1レース20勝を誇る池添はクラシック3冠&春秋グランプリ3連覇などオルフェーヴルで6勝を挙げているが、G1初勝利となった02年桜花賞のアローキャリーをはじめ、牝馬で8勝。牡馬混合G1を牝馬で制したのは05年宝塚記念のスイープトウショウ、11年スプリンターズS、12年高松宮記念で秋春短距離G1連覇を飾ったカレンチャンがいる。




牝馬の天皇賞秋

2000年以降
3−4−3−2−2−5/19(15%−52%)


2010年−ブエナビスタ




1着 ブエナビスタ スミヨン
2着 ペルーサ 安藤勝己
3着 アーネストリー 佐藤哲三


2008年−ウオッカ




1着 ウオッカ 武豊
2着 ダイワスカーレット 安藤勝己
3着 ディープスカイ 四位洋文


2005年−ヘヴンリーロマンス




1着 ヘヴンリーロマンス 松永幹夫
2着 センノロブロイ 横山典弘
3着 ダンスインザダーク 北村宏司


天皇賞秋予想
http://keibauma.com/yosou-tennaki2.html




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