競馬重賞徹底予想

毎週開催される、競馬重賞についてのいろいろな角度から分析をしたいと思います。徹底的に重賞を分析していますので…皆様大注目です。

    阪急杯予想

    阪急杯予想|2017年|予想結論

    ◆ダービージョッキー
    大西直宏が読む「3連単のヒモ穴」

     先週のフェブラリーSでは、「ヒモ穴馬」に取り上げたゴールドドリームが勝利。鞍上のミルコ・デムーロ騎手が見事な手綱さばきを見せてくれました。2着に敗れたものの、ベストウォーリアの戸崎圭太騎手も素晴らしい騎乗でしたね。

    【写真】フェブラリーSでは大西直宏氏推奨のゴールドドリームが快勝

     また、3着のカフジテイクも脚質を考えれば、最善を尽くしたと思います。やはり東京のダートは、1400m戦では差し切れても、マイル戦になるとそう簡単にはいかないということ。逆に言えば、マイル戦で差し届かなかった馬が1400m戦に臨めば、差し切れる可能性が増すはずです。そういうコース形態ですから。

     さて、今年最初のGIフェブラリーSが終了し、次週からは3歳クラシックに向けたトライアル戦がスタート。いよいよ春競馬へと突入していきますね。そんな中、今週は古馬戦線の、春の大舞台への前哨戦と言える中山記念(2月26日/中山・芝1800m)と、阪急杯(2月26日/阪神・芝1400m)が行なわれます。

     今年から大阪杯(4月2日/阪神・芝2000m)がGIに昇格したことによって、そのステップレースともなる中山記念は、例年以上に重要なレースとなりました。結果、GI馬4頭をはじめ、この春の大きな舞台を狙う好メンバーがそろいました。

     そんな中山記念にはもちろん注目すべきですが、実は近年、高松宮記念(3月26日/中京・芝1200m)への主要なステップレースとなっている阪急杯も見逃せない一戦です。昨年の勝ち馬ミッキーアイルは、ここから高松宮記念で2着と好走。さらに、2014年のコパノリチャード、2013年のロードカナロアも、ここを勝って高松宮記念も制しました。

     そうした過去と比べると、今年は全体的なメンバーのレベルが決して高いとは言えませんが、少頭数のわりには難解なレースとなりました。そういう面も踏まえて、ここではあえて阪急杯を取り上げたいと思います。

     前述したとおり、昨年のミッキーアイルをはじめ、コパノリチャードやロードカナロア、さらにここで結果を出してなくても、阪急杯をステップにして高松宮記念で好走した馬は非常に多いです。この傾向は、中京コースが改修される前からです。やはりGIという厳しい舞台とあって、単なる1200m戦のスピードだけでなく、1400m戦でも対応できるスピードの持続力と、脚をためられる器用さも必要とされるのでしょう。

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    阪急杯予想結論|やっぱりこのコンビ

     橋口弘師ラスト重賞挑戦となる阪急杯のミッキーラブソングは、木曜追いで万全の仕上げ。劇的な感動Vも夢ではない。

     ミッキーラブソングは坂路でオールスマイル(3歳未勝利)を3馬身追走、ラストは余力たっぷりの手応えで併入に持ち込んだ。時計は4F53秒3〜1F13秒0。橋口弘師は「先週速い時計(4F51秒6)を出しているし、馬なりでいい。いい感じで出せそう」と仕上がりに太鼓判。

     コンビを組む小牧は園田からJRAに移籍後、厩舎の調教をサポートし続けてきた。師は「ずっと乗ってくれている。俺も何も言わないし向こうも言わない。お互い分かっているから」と鞍上に全幅の信頼を寄せる。

     手綱を託された小牧は「最後やし勝ちたいな。先生も“持っている”し、劇的な場面もあるから」と力を込める。「千四はベストだし、開幕週のきれいな馬場も合う。勝ったら絶対、泣くね。泣いたらゴーグルを外さず、ヒーローインタビューします」と笑顔で締めくくった。

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