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ブレスジャーニーはサウジアラビアRCで強力関西馬を豪快にぶった切った。「追ってからスムーズに反応した。折り合いも問題ないし、あの感じなら距離は延びても大丈夫そう」と、柴田善騎手は1F延長にもドンと来い! 2週連続で追い切りに跨り、「動きに鋭さが出てきたね。精神的に大人になり、競馬も覚えてきている」と心身両面での成長をアピール。3戦すべて上がり最速の末脚が、再び唸りを上げそうだ。(夕刊フジ)
ブレスジャーニーはサウジアラビアRCで強力関西馬を豪快にぶった切った。「追ってからスムーズに反応した。折り合いも問題ないし、あの感じなら距離は延びても大丈夫そう」と、柴田善騎手は1F延長にもドンと来い! 2週連続で追い切りに跨り、「動きに鋭さが出てきたね。精神的に大人になり、競馬も覚えてきている」と心身両面での成長をアピール。3戦すべて上がり最速の末脚が、再び唸りを上げそうだ。(夕刊フジ)
トラスト(牡2、中村)が東京スポーツ杯2歳S(G3、芝1800メートル、19日=東京)に登場する。川崎からJRAの栗東・中村厩舎に転厩しての初戦。来年のダービーを占う東上戦に中村均師(68)は「柔らかいが、強いゴムのような瞬発力。硬い馬場で瞬発力を生かす競馬が合いそう」と好勝負を期待する。
大きな大きな夢だ。17年の日英ダービー制覇という野望を掲げるビッグレッド軍団。4日に川崎のデビュー戦を圧勝したコスモス(牡2、河津)が英エプソム目標なら、札幌2歳Sを制したトラストは軍団悲願の日本ダービーにピタリと照準を合わせている。
夢プランを託された中村師は、かつて軍団のマイネルマックス(朝日杯3歳S)とマイネルセレクト(JBCスプリント)でG1を優勝。「オーナーの気持ちはわかっているよ」と表情を引き締める。
15日は角馬場からCウッドを1周。大きなストライドと、引っ張り切りの手綱が目立っていた。師は「全休明けなので余計に元気。先週の坂路(ラスト11秒9)では仕掛けてからがすごかった。すごい勢いで上がっていった」と日を追うごとに能力の高さを感じる。
10月28日に栗東入厩。初日から大物感を漂わせていた。「最初は厩舎のにおいをかいだり様子を見るもんだが、この馬はイレ込むことなく、スッと馬房に入ってカイバもバクバク食べた。古馬でも、こんなに落ち着いた馬はなかなかいない」。注目のレースには「左回り(の川崎)で育ったようなものだから問題ないだろうし、これだけ柔らかい馬だから硬い馬場が合いそう。強いゴムのような瞬発力」とイメージを膨らます。重賞2連勝なら信頼(トラスト)は確信に変わる。【中西典章】
◆地方競馬出身でJRA・G1級勝利 代表格は笠松のオグリキャップで88、90年有馬記念など4勝。73年の皐月賞馬ハイセイコー(南関東)も社会現象級の人気。ダービーは54年ゴールデンウエーブ、58年ダイゴホマレ(ともに南関東)が勝利。最近では02年の桜花賞馬アローキャリー(北海道)、同年マイルCSを制したトウカイポイント(岩手)以降出ていない。